転職 就活 2ch(2ちゃんねる) ナビTOP ≫  転職の業種,業界、地域研究 ≫  出勤簿がない会社とは?国岡鐵造の実在モデル 出光佐三の"心"

出勤簿がない会社とは?国岡鐵造の実在モデル 出光佐三の"心"

       


「海賊とよばれた男」のモデル 
日章丸事件の主人公 出光佐三 1/2


『海賊とよばれた男』の読み方とは?
国岡鐵造の実在モデル 出光佐三の"心"


前に、 『海賊とよばれた男』百田尚樹著は、私をおかしくさせた!
というタイトルで記事を書いたところ、少し反響を頂いた。

そこで今回は、出光興産の創業者、出光佐三氏の
経営者像を、もう少し多角度から眺めてみたい。
はじめに、すでにご承知の方が多いだろうが、

・ 『海賊とよばれた男』の著者は百田尚樹氏。
最近は、NHKの経営委員、選挙応援でも話題の人。
(今は、NHK経営委員を退いておられる)

・この本の主人公、国岡鐵造のモデルは、
実在した出光興産の創業者、出光佐三氏。


本の内容や彼の奮闘ぶりは、上記の記事に譲るとして、
そんな経営をやりぬいた、
出光佐三の”ものの考え方・本質”に迫ってみたい。

出勤簿がない会社、出光興産とは?

出光興産には創業以来五十年、出勤簿制度というものがない。
2006年に株式上場したが、出勤簿と労働組合はないという。
(『カリスマのつくり方』PHP新書)

株式上場したり、企業の規模が大きくなると、
雇用契約や就業規則など、人間の性悪説を前提
にしたルールを作るのが常だ。

業績が悪くなったり、事件・事故が起きると、
「ソレ見たことか!」と株主に責められるからだ。
それにもかかわらず、労基法との調整をしながらも

出光佐三氏の魂が、今でも出光興産で
生き続けているのは、大きな驚きだ。
そんな出光興産にエールを送りたい!

最近、日本を漂流国家と称した学者がいる。
たしかに、政治は三流と言われ、”日本人の心”も
”日本的経営”もどこかに行ってしまった感がある。

日本びいきで知られ、最近日本の国籍を取得した
ドナルド・キーン氏は「私が好きなのは昔の日本人!」
と言っている。残念ながら今の日本人ではないのだ。

また、日本が先進国の中で貧乏国になってしまったのは、
日本的経営を捨てて米国流の経営に走ったころが
スタートだ、とコメントする評論家もいる。

経済界では、パナソニックが、
古きを捨てて、創業者である
松下幸之助氏の名前を社名から消してしまった。

経営の神様と言われ、日本人の誇りともいえる
経営者の名前を社名から消してしまったのには、

それなりの事情があったのだろうが、
外野席から見ると寂しい限りだ。
トヨタもホンダも社名から創業者の名前を消しては

いないのに・・・。それ(名前を消す)ほどの覚悟
をしたのだなーと思う一方で、その前にやることは
なかったのかと、苦言を呈したい気持ちも強い。

そんなことを感じていたものだから、
いまだに創業者の理念を頑なに守っている
出光興産には”凄い”と感動してしまう。

単なる懐古主義だ!好みの問題だ!
というご意見があっても反論はしない。
あの時代だからできた。運が良かった。

出光佐三という強烈な個性だからこそ
できたのだという面は否定できないからだ。

ただ、そんな方でも、人間とは何か?とか
組織というものの理解を深める材料として、
『海賊とよばれた男』を読まれると良い。

とくに、所有する第一宗像丸が
ノルウェー船に衝突されて沈没
したあたりの描写は、強く印象に残る。

『海賊とよばれた男』で描かれる経営手法は
米国流経営方式の真逆を行くものだ。
米国流なら落第である。しかし、

メジャー資本や国内同業者の障害をハネ除けて
成長し続けた、この会社の恐るべき強さの秘密を
知った人は、人間的にも深みが増すに違いない。


「海賊とよばれた男」のモデル 
日章丸事件の主人公 出光佐三 2/2


その、出光佐三の経営哲学は、
「出光の七不思議」という言葉で語られている。

出光興産の七不思議経営とは?

出光の七不思議経営とは、「給料は要るだけ出す」
「定年なし」、「首切りなし」、「出勤簿・タイムカードなし」
「残業なし」(社員が残業代を受け取らない。)
「就業規則なし」、「労働組合なし」などとされる。


それらの内容は、
『出光佐三の日本人にかえれ』(北尾吉孝著、あさ出版)
『カリスマの作り方』(戸矢学著、PHP新書)に詳しい。

最初に結論を言ってしまえば、
出光佐三の経営の本質は、
究極の”心の経営”と言えるだろう。

究極の日本型経営と言ってもよい。
日本型経営とは、ご承知のように
「年功序列」「終身雇用」「退職金制度」を特徴

とするもの。上記の「三種の神器」が
制度として先にあって、日本の経営者は
それを引き継いできたという歴史がある。

しかし、出光の場合は逆だ。
「三種の神器」的なものを生む心が先にあって、
その習慣が制度として必然的に生まれる

といったものであろう。しかも、
日本的経営である「三種の神器」の枠を超えて、
社員の家族の面倒も見る、社員は住宅に困らせないなど、

名実ともに、究極の「家族主義経営」を貫いている。
出光興産は、東証一部に上場したため、労働基準法に従って
「七不思議経営」は、調整を余儀なくされることになる。

しかし、出光佐三の精神は今の経営陣にも受け継がれていて、
出勤簿と労働組合は、今もないそうだ。
『出光佐三の日本人にかえれ』の167ページには、

戦後、労働基準法が改正されたため、残業代を
支払うことにしたところ、誰も居残りをしなくなり、
自宅に仕事を持ち替えるようになったのだといいます。

「『私たちは仕事が残っているからしているだけで、
手当をもらうためではありません。私たちの生活は
安定しています』と堂々と言う」というわけです。


とあるが、そのエピソードは今も生きているという。
(しかし、サービス残業は労基法違反だから、
残業代は支給し、そのための勤務時間を把握するなど、
時代に応じて工夫しているそうだ)

売上高三兆円を超える大企業で、
こんな企業は世界中探してもないだろう。
出光佐三の理念を継承する出光興産に敬意を表したい。

現代の日本は、学校で人間の心を教えることは殆どない。
しかし、ビジネスマンが経営者として大成するためには
人間の心に習熟することは避けて通れない。

「海賊とよばれた男」は、出光佐三が社員を口説き、
社員や関係者を心底惚れさせた男の物語でもある。

相手を口説き、惚れさせることは一生を通じて求められる
大事な資質だ。テクニックというには表面的すぎるもの。

その意味でも、この本は、貴重な教科書だと思う。

コメント
コメント投稿フォーム:
トラックバック
更新履歴
12月11日更新
就活の質問:人事担当者が読みたくないエントリーシートのタイプとは?
12月11日更新
ブラック企業とは?厚生労働省初の調査とブラック企業ランキングの読み方
12月11日更新
【就活】オワハラとは?オワハラは当たり前?その意味と対応策で武装せよ
12月07日更新
出勤簿がない会社とは?国岡鐵造の実在モデル 出光佐三の"心"
12月07日更新
ハロワの求人は新卒でもバイトでもOK!ブラックばっかで怖いんなら面接練習と雇用保険もらうところと割り切れ!?
12月03日更新
「えっ!こんなに楽で稼げるおすすめの短期バイト求人?」って体験談教えてくれ。
12月01日更新
【ニートの就活】ニートでも正社員として就職する方法
11月30日更新
就職・転職に役立つ おすすめの資格一覧と難易度
11月29日更新
ホリエモンの名言|人生に経営者、起業家って選択肢はないの?
11月29日更新
ギャップイヤーとは(その2)ギャップイヤーのメリットとデメリット
11月29日更新
ギャップイヤーとは?東南アジアにアポナシで行く・・・。
11月29日更新
美容外科看護師になるには、容姿は美人でなくてもさわやかであれ
11月28日更新
主婦や社会人から栄養士になるには?
11月12日更新
大卒初任給20万で就職して3年目7年目の俺。アカン!昇給せん!
11月11日更新
就活失敗者の 2chスレ その後の逆転のヒント。公務員や不動産、介護は?
09月25日更新
内定辞退の電話、怖くて勇気が出ない。メールや手紙は余計自信がない・・・。
09月23日更新
就活2chまとめ|若者のPCスキルで日本は後進国 就活までスマホ依存が原因か [H27/9/21]
09月21日更新
就活2chまとめ|就活のエントリーシートに「好きな作家は?」という項目あるんだが
09月18日更新
ブラック企業との訴訟に疲れてきた俺の話をしたいと思う
09月17日更新
ホワイト企業 2ch|ホワイト企業に就職した俺が”就活のコツ”を教えると言ったら
就活ニュース速報
転職ニュース速報
Copyright (C) 転職 就活 2ch(2ちゃんねる) ナビ. All Rights Reserved.
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。